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Lis. master's voice
Lis. master's voiceは、あの有名なスピーカーに耳を傾ける犬の絵に書かれた古典的なコピー、His master's voiceを少し捩ったものです。
このページでは、みなさんにお伝えしたり、お話ししたりしたいことを 少しずつ書いていこうと思いますので、どうぞおつきあい下さい。


  Lis. master's voice 第648号
Date: 2020年08月08日 (Sat)
「75年は草木も生えぬ」という言葉は、広島に原爆が投下されて
から2日後の、昭和20年8月8日付けのワシントン・ポスト紙上
に、原爆製造計画である「マンハッタン計画」に関わったハロルド
・ジェイコブソン博士の談話として掲載されたものだそうです。

この掲載日は、(アメリカ時間で言えば)即ち長崎に原爆が投下さ
れた日でもあります。

この言葉は今でも広く知られていますが、実は同じ日にアメリカの
陸軍省は、「マンハッタン計画」の主導者であるJ. R . オッペンハ
イマー博士の発言を引用してこの記事の内容を否定し、また同時に
当のジェイコブソン博士も自身の発言を撤回しています。これは、
あまり知られていない不思議な事実です。

それは、原爆投下の真の意図や、逆に放射線災害に関する深刻さを
隠蔽しようとする意図がアメリカ側にあったからではないかと、広
島に長く関わっている教育学者で、元広島大学名誉教授の小笠原道
雄さんは、5年前に書かれた論文「『75年は草木も生えぬ』とい
う言説からー原子力は曲の時代における教育学の課題ー」の序文で
指摘します。

今年は、その75年目の年。緑が豊かに茂り、国内でも有数な活気
のある街となっている広島の現状からは、ジェイコブソン博士の
「75年は草木も生えぬ」という言説は、「見た目には」実感され
ない「誤った言説」と映ります。

しかし、この言説の真意は、残留放射線という視点からの「75
年」の問題であり、その顛末には「目に見えない」放射線を意図的
に「隠蔽しようとする」ことによって「被曝の真相」を消し去ろう
としているのではないかと小笠原さんは考えました。


私は、次回のこのコラムまでにこの論文を読み、また自分なりに解
釈してみなさんにお伝えしたいと考えております。

暑い日が続きますね。お身体を大切にお過ごしください。それでは、
See ya!
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