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Lis. master's voice
Lis. master's voiceは、あの有名なスピーカーに耳を傾ける犬の絵に書かれた古典的なコピー、His master's voiceを少し捩ったものです。
このページでは、みなさんにお伝えしたり、お話ししたりしたいことを 少しずつ書いていこうと思いますので、どうぞおつきあい下さい。


  Lis. master's voice 第291号
Date: 2010年03月08日 (Mon)
「予想は、もちろん期待を込めて22−19でトヨタ。キック・オフからノー・サイドま
で80数分間徹底して激しい、激しいゲームをすることがトヨタ勝利の絶対条件です。」

10日前、三洋電機対トヨタ自動車のラグビー日本選手権の始まる直前に書いたこのコラ
ムで、私は上のように予想をしました。得点数に関してはほぼ的中と言っていいのでしょ
うが、肝心の勝利チームが違っておりました。結果は22−17で三洋でしたものね。

トヨタは前半、彼ら自身の言葉を借りると「泥臭い」ラグビーをして、三洋の動きを封じ
ていました。反対に自分たちのアタックの姿勢を前に打ち出し、後半18分、アイイの仕
掛けから展開、パスを繋いで最後はFLホップグッドが決めたこの日2本目のトライは、今
シーズンの中でも出色のトライだったと思います。

問題はその後の場面。12−0とリードした前半の終盤、敵陣でゴールを充分に狙える位
置でPKを得ます。私はスタンドで「ここは絶対にPGを選択してくれ」と祈るような気持
ちで見守っていましたが、トヨタの選んだのは、タッチに蹴り出し、ゴール前のマイ・ボ
ール、ライン・アウト。

その攻撃はトライに結びつかず、12−0のままで前半を終わります。「レバ、タラ」はタ
ブーでしょうし、もう店でお客さんに何回も愚痴っているので、この発言は潔くないので
すが「あそこはPG、絶対PGでしょう」と思います。

2トライ2ゴール取られても追いつかれない15−0になる(もちろんキックが外れてな
らない可能性もありますが)のと、12−0とでは、とてつもなく大きな違いがあると思
うのですが・・・。

後半に入ると、さすが三洋。ハーフ・タイムでのミーティングで話し合い、後半は前半で
の問題点をきっちり修正するよう意思統一ができたようでした。

そして、いつも身体を張り続けるプレー・スタイルの霜村キャプテン。この日もフィフテ
ィーンの士気を高める凄いプレーがありました。前に転々と転がっているイーブン・ボー
ルに果敢にセービング。この人のセービングは、時として観ている側の胸を打ちます。

そして徐々に差を詰めていき、この日2トライのトヨタ、ホップグッドがシンビンの間、
ディスアドバンテージの中、必死にディフェンスするトヨタの防御網を切り裂いて、トラ
イ・ゲッター北川智規がゴール・ラインを駆け抜けて逆転をしてしまうのです。

最後はトライを返し5点差まで迫ったトヨタでしたが、総合力で三洋には「遠く」及ばな
かった。その実力差をトヨタの選手はよくわかっているはずです。「泥臭い」にもうひとつ
、ゲームをマネージメントする力を持つ、言葉を換えれば「想像力の豊富な」ラグビーを目
指せば優勝旗を抱くことのできるチームになるはずです。

今週の前半はかなり寒いとのこと。今年の冬としては、最後の実力を発揮する気でいるの
でしょう。何とか凌いでまいりましょう。お身体を大切に。それでは、See ya!

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